代表者ごあいさつ MESSAGE おかげさまで当社は2020年に創業18年目を迎えました。 これもひとえに皆様の温かいご支援とご愛顧の賜物と厚く御礼申し上げます。 17年前、縁あって私は東京大学と大阪大学の環境研究チームとともに中国内陸に向かい、見渡す限り広がる砂漠を目の当たりにしました。研究チームは地球規模の問題となっている砂漠化の進行を食い止めるべく、砂漠緑化の研究を行っていました。そんな中、砂漠でも生える植物を栽培して増やすことにより砂漠を緑に変えるというプロジェクトが発足しました。その植物からは、食用に利用できる天然のオリゴ糖が採れました。オリゴ糖を販売し、その収益を栽培に還元していくことで砂漠緑化を持続可能とするプロジェクトでした。しかしながら、研究チームは「販売と収益化」という段階で、ノウハウがなく立ち止まっていました。私はこの時、ここが自分の役目だと思いました。そして、砂漠緑化プロジェクトの一環としてオリゴ糖製品の開発、販売を行う会社を起ち上げました。それが創業のきっかけです。 海外生活では食文化の違いにも大変刺激を受けました。日本でも一般的に食されている食材が、これまで食べたことのない料理に変わる。この衝撃と感動が、ずっと私の商品開発の原動力となっています。 当社は「昔ながらの食材の 今まで知らなかったおいしさ」「他の企業には作れないおいしさ」を追い求め皆さまにお届けすることにより、食卓の喜び、食生活の豊かさを作り出し、それが新しい食文化となるような製品を生み続けるべく、社員一人ひとりとともに創意と努力を重ねて参ります。 また今日、新型コロナウィルスによって私たちは大きく制約を受ける生活を強いられています。環境問題をきっかけに起ち上がった我が社としては、これを何もせず見過ごすことはできません。現状を改善すべくできることを考え、推進していくことが自分たちの使命であると考えています。 我が社は、創業のきっかけとなった地球環境問題解決への取り組みを事業の根幹に据え、食とソリューションの提供を通じて豊かで健やかな社会づくりに貢献してまいります。 今後とも皆さまの一層のご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 2021年1月代表取締役社長渡邊 邦明